【REVIEW】about a ROOM “好きに生きたって悪くないでしょう”

このままでは終わらせない。
about a ROOM new single “好きに生きたって悪くないでしょう”

 

00.
2020年のとある日、私は心底鬱々としていた。
新型コロナウイルスの影響でそれまで当たり前だった日常は一変。
小汚い居酒屋に飲みに行くのも、髪型を変えるのも、ライブハウスに行くのも制限され
加えて低気圧による頭痛に悩まされ、ストレスと疲労で睡眠不足になり
追い打ちで楽しみにしていたライブも次々と中止になり、まさに踏んだり蹴ったりであった。

 

幸い、私は在宅でできる仕事なので現状に甘んじずスキルを磨くことだってできるのだが
頭の中では分かっているのに何もしていない。気づけばお昼もとっくに過ぎてしまっててやる気も出ない。
時間に追われて立ち上がってもここは部屋の中。意味もない 意思もない。
こんなに毎日が『出勤日の前日』のような気持ちになると思っていなかった。

 

描いた未来は時に変わるけど正解なんて誰にもわからない。
ただ、いつ明けるかもわからないこの夜をひたすら消費していた。

 
 

01.
about a ROOMはいつでも私の希望だ。
知り合ったのは人づてであったが
彼らの音楽はいつでも生活に寄り添ってくれる。
ライブハウスの前でガラガラなった声で
語り明かしたあの日の言葉も景色も全部大切なものになった。
ぬるくなった氷結も、しなしなになったタバコも全部。

 

褒められるために生きてるわけでもないのに
誰かに褒められたくて、認められていたくて動き回って
結果忙しさにかまけて彼らのライブに足を運べなかったことを今ではとても後悔している。
『いつもの日常』なんて簡単にはじけ飛ぶ。

 
 

02.
テレビの中では偉そうな奴らが言ってくる。面倒臭い事ばかり。
やれ『コロナの感染経路は』やれ『ライブハウスの感染対策は』
表面だけ見て語るどこぞの専門家気どりのコメンテーターに
よってたかって攻撃だけを日常の楽しみとしているヒーロー気どりのアンチ。

 

テレビだけでなくSNSですら見るのをやめた。
日々増えていく吸い殻と、酒の空き缶。
のくせに残高だけは減っていく現実を目の前に
自分が『当たり前にできると思っていたこと』をすべてやめてみることにした。

 
 

03.
もう好きに生きたって悪くないでしょう。
この瞬間はわたしのもの。
好きな事追いかける生き方なんて
最高じゃないか。
愛に生きたって悪くないでしょう。
この瞬間はあなたのもの。
好きな事追いかける生き方なんて
最高じゃないか。

 

答えはシンプルなところにある。
目の前に鬱々とした日常しか広がっていなくても
斜め下を見ればそこに転がっているのかもしれない。
未来も正解も誰にもわからないが自分で決めることはできる。
このままでは終わらせない。

 
 

—–

 
 

about a ROOMが約1年半ぶりのシングルリリースということで
自らレビューを書かせて欲しいとVo&Gt.リヨウジさんに名乗り出たものの頭を抱えていた。
というのも、よくオタクが好きなヒト(モノ)を目の前にすると
語彙力が急低下するという事象が起きていた。

 

ポップ?ビート?メッセージ性?そんなコトバじゃ片付けられないというか片付けたくなかった。
上記に綴った文章は、コロナ禍での私の想いと、今回リリースされたシングルに収録されている3曲の歌詞をリンクさせて執筆している。
通常、レビューというものは、『1曲目は~~~で、~~~といった~~~である』というような形式が多いように感じるが
彼らの曲をレビューするにあたり、それではしっくりと来なかった。

 

日記を書くように、SNSに何げなく投稿するように、はたまた息を吸って吐くように
彼らの音楽が日常に浸透していく様子が伝わらなければ意味が無いと思ったからだ。

 

 

結成10年という年月と反比例してMVやリリースは少なめ(disってない)の彼らだが
故に一つのライブに懸ける熱とそれに比例して心を掴まれる確率はかなり高い。

 

加えてVo&Gt.リヨウジさんの普段の飄々とした人柄がライブで様変わりするところも魅力であるし
それを支える楽器隊も10年で築き上げた調和の証であると思っている。

 

説明も批評も羅列すればするほどダサいと感じてしまう方なので
ここらへんにして、7月14日(火)にリリースのSPICE vol.38にて
彼らのインタビューが載っているのでこちらをチェックしてください。

 
 


 
I never had any friends later on like the ones I had when I was in the 20s. Jesus,does anyone?
2010年結成。2012年12月、1stミニアルバム「DOOR!!」をリリース。初の九州ツアー。300枚完売。2013年12月、1st シングル「未知との遭遇」をリリース。500枚完売。2014年9月、SUNSET LIVE2014に出演。同年11月、2ndミニアルバム「逃走のランナウェイ」をリリース。初の全国ツアー全12ヵ所、ツアーファイナルは福岡四次元にてソールドアウト。2015年10月、タワーレコードレーベル「FIRE STARTER」より、 店舗限定シングル「Re_endroll」をリリース。2016年7月、3rdミニアルバム「無限が似合うヒトたち」を全国リリース。同年9月、ツアーファイナル「福岡の今とこれから」を開催。福岡UTEROソールドアウト。2017年5月、シングル「on your side/目覚」を全国リリース。2018年10月、シングル「ライフイズジャーニー/いつかのあの太陽を忘れない」をライブ会場とオンラインショップのみで限定リリース。

Homepage / Twitter

 
 

about a ROOM “好きに生きたって悪くないでしょう”

発売:2020年5月30日(土)
価格:1,500円
品番:AAR-004

01.好きに生きたって悪くないでしょう
02.何もしてない
03.笑って泣きたい

 

▼ 購入はこちらから
https://aboutaroom.theshop.jp/

 
 

written by : MIYABI
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